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韓国ドラマ『おつかれさま』感想|人生の美しさと切なさに、ただ泣いた

Netflixで配信されてる韓国ドラマ『おつかれさま』(原題:本当にお疲れ様でした)、見終わった。

今回はマッチングアプリ関係なくドラマ好きの私が良かったものを書いていく。

結論から言うと、めちゃくちゃ良かった。いや、なんか「良かった」なんて軽い言葉じゃ追いつかないくらい、心ふるえた。

舞台は1950年代の済州島。

反抗心むき出しで強く生きる少女・エスン(IU)と、黙って支える優しい少年・グァンシク(パク・ボゴム)の人生を、春夏秋冬の四季と重ねながら描く物語。

設定だけ聞くと、よくある青春ドラマっぽいんだけど、実際見たら全然違った。

これ、ただのラブストーリーじゃない。

人生そのものを描いてる。

「生きるって、こんなに美しくて、こんなに苦しいんだ」ってことを、静かに、でもめちゃくちゃ力強く伝えてくるドラマだった。

キャラがリアルすぎて泣ける

まず、主人公のエスン。

最初は「なんだこの生意気な女!」って思った。笑

でも、回を追うごとにわかってくる。

エスンはただ強がってるだけなんだって。

社会の理不尽とか、女だからって抑圧される現実とか、いろんなものに負けたくなくて、歯を食いしばって生きてるだけ。

そんなエスンを、言葉少なに、でも確実に支えるグァンシク。

彼もまた、すぐに好きだ好きだとか騒がず、ただそばにいる。

その一途さが、マジで泣けた。

派手なラブシーンなんかいらない。ただ、そっと寄り添うその姿に、ボロボロ泣かされた。

二人とも、理想の主人公じゃない。

弱くて、間違って、悩んで、それでも必死に生きてる。

そのリアルさが、心に刺さるんだよね。

IUとパク・ボゴム、恐るべし

あと、これ言わせて。

IUとパク・ボゴム、演技うますぎ問題。

IUって歌手のイメージが強かったけど、このドラマで女優として完全に惚れた。

エスンの弱さと強さ、喜びと悲しみを、表情だけで表現するの、すごすぎる。

特に笑顔の裏に悲しみを隠すシーン、もう心がギュッてなる。

パク・ボゴムもヤバい。

あんなにセリフ少ないのに、存在感エグい。

ただ立ってるだけで、「ああ、グァンシクってこういう人なんだな」って伝わってくる。

言葉じゃなくて空気で演技するってこういうことかって思った。

二人の間に流れる空気感が、めちゃくちゃリアルだった。

ドラマなのに、まるでドキュメンタリーを見てるみたいな感覚になったもん。

実話なんですか?って思ったよ。

恋愛以上に描いてるもの

このドラマ、もちろん恋愛の話なんだけど、

それ以上に「生きること」について語ってる。

夢を持つこと、夢を諦めること。

家族に縛られること、家族を愛すること。

誰かを失うこと、誰かを守ること。

人生の中で誰もが一度はぶつかる感情を、

めちゃくちゃ丁寧に、優しく、でもえぐるように描いてる。

正直、見てると心が苦しくなる。

でも、その苦しみがあるからこそ、

最後のほんの小さな希望の光が、信じられないくらい美しく見える。

「おつかれさま」という言葉の重み

タイトルにもなってる「おつかれさま」。

日本語で言うと、軽く「お疲れ!」って感じだけど、

このドラマでこの言葉を聞くと、全然違う重さを感じる。

「あなたの人生、本当に大変だったね」

「よく頑張ったね」

「それでも、ちゃんと生きてきたね」

そんな、全部を包み込むような、優しい言葉。

見終わったとき、自分の人生にも「おつかれさま」って言いたくなった。

うまくいかないことだらけで、後悔もたくさんあって、

それでも必死に生きてきた自分を、少しだけ認めたくなった。

まとめ|人生に寄り添ってくれるドラマ

『おつかれさま』は、ただの恋愛ドラマじゃない。

人生に迷ったとき、傷ついたとき、そっと隣にいてくれるようなドラマだった。

派手な展開はないかもしれない。

でも、誰にでもある「普通の人生」の尊さを、こんなにも美しく描ける作品って、そうそうないと思う。

もし今、ちょっと疲れてる人がいたら、ぜひ見てほしい。

きっと、静かに、でも確実に、心に寄り添ってくれるから。

『おつかれさま』。

このドラマに出会えて、本当に良かった。

まだ見てない人はNetflixで見てみてね!